有馬頼底
ありま らいてい
1933年、東京に生まれる。京都臨済宗相國寺僧堂に掛搭(入門)し、大津櫪堂老師(同派管長・同僧堂師家)に師事。1968年、師の後を受けて大本山相國寺塔頭大光明寺の住職となる。社会福祉法人敬愛会理事長。相國寺承天閣美術館館長。京都佛教会理事長。1995年、臨済宗相國寺派7代管長に就任、同時に鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)の住職も兼ねる。1999年、相國寺山内、社会福祉法人衆善会後援会会長に就任。
現在社会福祉活動の推進や、京都の景観問題にとりくんでおり、また年間数度の訪中を重ね中国禅宗遺跡の復興に努力している。中世墨蹟絵画美術工芸には一際造詣が深く、多忙な日をぬって執筆活動を続け、本山教学部長の頃より禅宗歴史美術を通じ、本派寺院檀信徒のみならず広く一般に布教活動をしている。